13歩目:道の話

 

岐阜の姿勢改善専門ピラティススタジオ

スタジオアルコスの葛谷晶子です。

 

 

新たに道を見つけました。

我が家からクリーニング店までは、途中に道幅が狭くて、

坂と少しくねくね曲がったところを通り抜けていかないといけません。

対向車があるときや小さな交差点では事故にならないよう気を使います。

 

その坂の手前で先日道の舗装工事が行われていたため

手前で迂回するはめになりました。

 

迂回したものの不慣れな一角で、

しばらくさまよいました。

行き止まりもあり、狭い道もあり、行ったり来たり。

やがて、左折をすれば目的地につけそうな道を発見。

そして、気づいたのです。

あれ?もしかしてこの道、

右折したら、

うちの近くの交差点に出るんじゃないの?

 

はやる気持ちを抑え、

まずは左折して目的地のクリーニング店へ。

無事に到着、衣類を受取り、

「あの道を真っすぐ行けば簡単に家へ帰れる仮説」を実証するために、

さっそく引き返します。

 

果たして、仮説は見事に当たっていました。

坂もカーブも細い路地もなく、

ほとんど真っすぐいくだけで、簡単に到着できるではありませんか!!。

 

これなら、行きやすい!!

驚きました。唖然としました。

今までその行き方にまったく気づくことなく、通りづらくて気を使わないと行け

ない道を延々と通い続けていたのです。

新しい道を発見したことがうれしくて、その日一日機嫌が良かったのでした。

 

この出来事、身体の使い方にも当てはめることができます。

 

長年かけて自分で構築してしまっている身体の使い方は

私がせっせと通った坂とカーブのある狭くて通りにくい道のように

目的に到着しづらいものになっている可能性があります。

もしくは、まったく違う方向へ出発して、

遠回りになっている可能性があります。

それが姿勢不良のもととなり、不調やケガを呼び寄せることがあるのです。

できることならそういう道は通りたくないですよね。

 

 

身体の使い方を学ぶということは、私が見つけたクリーニング店へ効率よく安全

に行ける道を覚えていくようなものです。正しい動かし方を学ぶ過程では、長年

こういうものだ、と思い込んでいた身体と脳が大きな発見をする瞬間の連続で

す。驚きと喜びの連続です。

 

到着するのに四苦八苦する前に、事故に合う前に、新しい道を発見して覚える。

効率が悪いとエネルギーをたくさん使うから、新しい道を発見して覚える。

身体の動かし方を学ぶ、ということを

そんな風にイメージしていただくのもいいのではないかと思います。

これなら動かしやすい!!

これなら楽になる!!

驚きと喜びをあなたにお届けしたいとスタジオアルコスは今日も想っています。