62歩目 本当にそれは楽なのか。

岐阜の姿勢改善専門ピラティス

スタジオアルコスです。


癖を直すのって苦痛だけど、

直してみるとこっちの方が

断然楽だということが

わかってきました!!

とお話しくださった

会員さまがいらっしゃいます。

 

膝に痛みを感じて整形外科を受診されたものの

「特に問題は無いです。

運動してくださいね~」と

ドクターに言われた会員さまで、

現状をより良くすることを目標の一つにして

姿勢改善に取り組んでいらっしゃいます。

 

アルコスでは

セッションで

学んだことが日常で活かされるよう

普段の生活のご様子も

頻繁にお聞きしています。

ご様子を拝見したり、お話を伺いながら

あ、これは、癖を助長しているな、

ということがあれば、

セッションで行った内容と合わせた

改善のためのご提案をし、無理のない範囲で

ホームワークとして

取り組んでいただいています。

そんな中での感想が冒頭のお言葉でした^ ^。

 

普段の身体の使い方における癖がどのように

生まれるかというと

そうすることが

ただ楽なような感じがするから

無意識で行っていたり

お仕事上同じ動作を繰り返していたり

怪我や、不調が発端となっている場合があったりと

様々ですが、

多くの場合は無意識のもとで動いていますので

それを意識して行動を変えようというのは

簡単なことではありません。冒頭の会員さまが

苦痛という言葉を

使用されたのにもうなずけます。

 

自然となっていたことを、

意識してするというのは

行動にワンクッション入りますし、

身体の感じ方も変わりますから、

慣れるまでには

どうしても落ちつかないものです。

 

ですが

一見楽なことや

自然となってしまっている癖のある姿勢は

刹那的には筋肉に楽をさせていたとしても

長い時間の経過においての

筋バランス、筋と骨格のバランスで見た場合

身体そのものにとって

決して楽なことではなく、

むしろ身体を痛める原因になりかねないのなら

なんとか乗り越えたいものですよね。

 

スタジオでのセッションで学ぶ

身体の使い方はそれを乗り越えるために

大いに役に立ちます。

そして知らないうちに理想的な

身体の使い方ができるようになっていく、

そんな過程を目指します。

もしくは

ついついしてしまったとしても

そこから自分で修正する知恵を身につける。

そんなマネージメントの能力を目指します。

 

本当にそれは楽なのか。

これは姿勢改善をしていく上での

大切な視点の一つです。

冒頭の会員さまは

癖に向き合い、

生活の質が少しずつ

改善されることによって

このとても大切なことに

気づかれました^ ^。

これもまた、

大いに役に立つでしょう。

 

とはいえ、

まだまだ始めたばかり。

これからがますます楽しくなるような

セッションを

会員さまと一緒にしてまいります^ ^。

 

あこ©2021studioARCOS Akiko Kuzuya